鉄湯船

鉄湯船(京都府宮津市
 
    ◎本堂の西南側に鉄製の円筒形の水槽が置かれています。
 
     これは「鉄湯船」と呼ばれているもので、かって成相寺湯屋で湯船として
 
     使われてものと言われている。
 
     湯船といっても これに直接入るものでなく、湯を沸かしたお湯をこれに入れ
 
     かかり湯をするのに用いられたものと考えられる。
 
     後には薬湯を沸かし、怪我や病気の人々を治療するために用いられたと言う。
 
     この「鉄湯船」は鋳物師山河貞清によって鎌倉時代1.290年(正応3年)に
 
     造られたたものとされ、重要文化財(工芸品)に指定されている。